とうとう憧れの地、モロッコへ1週間の旅に行ってきた。 ロンドンで出会った大切な友達、かおるちゃんと一緒に2人旅。 初アフリカ!初イスラムの地! モロッコ最大の観光地、マラケシュという世界遺産の街へ。 ロンドンからは飛行機で3時間程度。 空港に朝9半頃到着し、バスで中心部まで移動。 ピンクベージュの建物がずらり!異国へ来た実感が湧いてくる。 新市街から旧市街の方へ行くと、想像していなかった光景が…。 一言でいえば「迷路」そのもの。 ホテル目指して歩けども、一向に着かない。 バックパックを背負い2時間以上は彷徨った。 途中スークというアラブ式アーケード型商店街へ入って抜けられなくなる!道が縦横無尽に連なっていて、どこを歩いているのかさっぱり分からず。地球の歩き方なんてはっきり言って役に立たない。 こんな街に来たことはなかったので、始めの方はカルチャーショックと共に軽くホームシックにかかる(苦笑)。 モロッコの人は地図を読むのが苦手らしい。 そしてモロッコの男性は日本人女性にやたらと声をかけてくる。 みんなカタコトの日本語で少し面白かったけど、話かけられ過ぎて少し嫌になってくる。。 どうにかして親切な方に出会いホテルへ到着! ホテルはとてもキレイで可愛い!フランス人のおじちゃんが経営しているらしく、ホテルの内装、調度品、本当に良かった。シャワーもちゃんと出てひとまず一安心。ただ誰も英語が話せず、コミュニケーションに少し困る。 夜は自由気ままにスークを歩いて、マラケシュの名物スポット『ジャマ・エル・フナ広場』に辿り着いた。 「ジャマ・エル・フナ」とは、アラビア語で「死者たちの集会」という意味で、かつて公開処刑場だったこの場所は、いつしかモロッコの大道芸人の野外劇場となったそう。広場では蛇使い、軽業師、水売り、ベルベル音楽バンドなどが人々を楽しませ、日中から大道芸人の声が響き渡り、まるでお祭り。毎日どんちゃん騒ぎ。ここの屋台で夕飯を取るのが日課になる。 2日目のお昼過ぎにフナ広場でたまたま出会ったこちらに住んでいる日本人の女性に、砂漠ツアーを企画している日本人経営の安宿を紹介してもらう。旅はこういう出会いがあるから嬉しい。 3日目からとうとう砂漠ツアーに向けて出発! 早朝、マラケシュからバスで11時間程かけてエルラシディアへ。 タクシー乗り場でまたもやモロッコ人がめちゃくちゃ話かけてくる。 「こっちに乗れ」だの「いい砂漠ツアーがある」だの。 かおるちゃんがとうとうぶち切れていた(苦笑)。 そこからまたタクシーに乗り換え、1時間かけてリッサニへ。このタクシーの途中、だんだん空は暗くなってきて、 こぼれそうな位の満点の星を窓越しから見る。感動!! リッサニで今回の砂漠ツアーを一緒に案内してくれるベルベル人のハッサンという23歳の男の子と落ち合う。頭にターバンを巻いているのだが、「天昇」と日本語の書かれたTシャツを着ていてなんだか面白い。 多少日本語が喋れるのだが、もちろんコミュニケーションは英語。 そこからまたまたタクシーへ乗る。40分程度でメルズーガ(砂漠付近の村)にようやく到着!! ハッサン宅でタジンというモロッコ料理をご馳走になる。美味! もちろんモロッコの人は毎日ミントティーを飲む。日本人の緑茶のようだ。 夜8時過ぎ頃から砂漠へ出発!満天の星空の中、初めてラクダに乗る。 アラビアンナイト。すごい…。感動しすぎて笑ってしまった。 私たちも、もちろんターバンを巻いた。 ラクダは思ったよりも大きくて、どっしりずっしり歩く。 砂漠をどこまでも。私とかおるちゃんはラクダに跨って楽チン快適だったが、ハッサンはラクダを誘導するためずっとずっと歩く。2頭のラクダと2人の観光客を引き連れて。しかも砂漠にはもちろん看板も標識もないのに、ハッサンは頭の中に地図が描かれていて、ちゃんとテントまで2時間くらいかけて私たちを連れて行ってくれた。すごいとしか言いようがない。周りにはどこまでも広がる砂丘、辺りは真っ暗で道も何も見えないのに。テントにはベルベル人の大家族が住んでいて、私たちにミントティーを用意してくれていた。そして11時頃就寝。なんとテントではなく砂漠の上にそのまま布団が敷かれ、満天の星空の下で眠るというかつて経験のしたことがない素晴らしい体験をした。 次の日は不運なことに体調不良。めまい、吐き気、腹痛、頭痛…もう無理かも…と思ったが、もう引き返せない。ロンドンの牡蠣の次は、モロッコの何に当ったのだろうか…。 それでも砂漠のラクダツアーは続行。2時間かけてブラックデザートというアルジェリアの10キロ手前まで2時間かけて行った。そこにもまた新たなベルベル人の家族がいて、ニワトリ、犬、猫、ヤギ…大家族! 主のお父さんはアリババという名前で、アリババ父さん、かなりいいキャラをしている。ベルベル語やフランス語を喋りながら笑顔で話しかけてきてくれる。全く分からない言葉だけど、すっごくいい人なのは表情から伝わってくる。日本のデジカメを見て驚いたように眺めていた。ランチで出たモロッコサラダとタジン、ほとんど手がつかない。 体調のせいで。でも、当りの大自然を眺めていると、本当に心が落着いてくる。贅沢な時間だと思った。 夕陽が沈むのをブラックデザートの丘で見た後、夕飯にクスクスをご馳走になり、すっかり夜になるとハッサンが火を熾し、皆でそれを囲い、ベルベル人の打楽器演奏の始まりだ。アフリカの大地で聴く本場の人が奏でる音の凄さを満天の星空の下、実感するのであった。その夜、動物の声と自然の匂いのするテントで、久しぶりにいい眠りが訪れた。 次の日の夕方、ハッサンとタクシードライバーのおじさんと別れ、深夜バスに乗りリッサニからマラケシュへ帰る。くたくたに疲れていたが、夕方5時から朝7時までバスに揺られる。周りからはアラビックの会話とたまに街に出るとバスの側面に飛び乗ってくるモロッコ人が数人。なんだこれ?相当びっくりした。ドライバーとケンカしたり、勝手にバスに乗り込んでこようとする人も…。危険だ。眠れない。ちょっと怖い。 そんなどたばたな感じの中でなんとか爆睡し、朝方ようやくマラケシュに着く。 その日はマラケシュ最終日だったので、かおるちゃんと買い物三昧。モロッコはやっぱり物価が安い!靴3足、ストール2枚、モロッコグラス、砂漠の砂を入れる可愛い小ビン、天然石鹸、などなどを購入。これだけ買っても5千円もしなかった。ロンドンではありえない! ロンドンに帰る当日、最初はホームシックとカルチャーショックにかかったモロッコだったが、今思えばすべて一生のいい思い出。書ききれないが、この旅で本当に素敵な人達に出会えた。 フナ広場のオレンジジュース屋さんのお兄さん、小さな街角のお店の優しいおじちゃん、道案内をたくさんしてくたベルベル人のサアキモト君とカリー君にマラケシュのハッサン。日本人皮製品デザイナーのオシャレなオジャガさん。砂漠ツアーを教えてくれたカヨさんにマイカさん、アスーさん、猫のオムに犬のスビ。そしてやっぱり砂漠案内してくれ たメルズーガのハッサン(ハッサンは主流な名前らしく2人います)! みんなに感謝して、ロンドンに戻る。 そして一緒に旅してくれたかおるちゃん、どうもありがとう。 この長い文章読んでくれた人、どうもありがとう。 ロンドン生活もあと残りわずか!人との出会いを大切に、最後までめーいっぱい楽しみます!! そして日本にいる友達に会うのも楽しみにしてます!!帰国したら沢山飲みましょう!! ETSU